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「177」ではなくなる!? NTTの歴史を彩る電話番号の終焉

2025-03-31

著者: 裕美

日本電信電話株式会社(NTT)の東日本と西日本は、2025年3月31日をもって、電話番号「177」の提供を終了することを発表しました。

177は固定電話のダイヤル番号で、発信地域の気象情報を音声で知らせるサービスです。このサービスは1955年に開始され、その後、電話を通じて市民に気象情報を提供してきました。

しかし、近年ではインターネットやスマートフォンの普及により、気象情報の取得方法が多様化し、177の利用者数は減少してきました。特に、2023年には177の利用が前年比で約94%も減少しているデータもあります。また、これからもこの傾向が続くと予想されています。

NTTは177の他にも、電話番号「104」の提供も終了します。104は1890年に開始され、電話の加入者名を調べるための番号です。この番号も、デジタル技術が発展する中で利用者が激減し、2023年にはその利用者数がピーク時と比べて99%も減少しています。

NTTの電話サービスの提供の終了は、長い歴史の一つの章が閉じることを意味します。しかし、2024年には新たな形での『iタウンページ』が登場する予定で、より使いやすいサービスへの移行が期待されています。

加入者名の調査や気象情報提供のサービスは、今後はより効率的で便捷な方法に取って代わられることでしょう。これにより、利用者はより便利な情報提供サービスを得ることができると考えられます。

このような変化は、時代の流れに伴うものであり、テクノロジーの進化がもたらすものです。人々の生活様式や情報の取得手段が変わっていく中で、NTTは新たなサービスを模索していく必要があります。

今後の動向に注目しましょう。