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2024年、最も富を生み出したのは? Forbes JAPAN「日本のベンチャー投資家ランキング」

2024-11-24

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Forbes JAPANは11月25日、「日本の起業家ランキング」と同時に最新版「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」を発表した。今年もぜひ注目されるべきは、このランキングがどのような基準で作成されているかだ。

日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)との協力のもと、日本の投資家の動向を調査した結果、2023年のIPO(新規上場株式公開)、M&A(合併・買収)のデータを元に、各投資家の評価が決定された。特にIPOによる資金調達額やM&Aにおける投資金額が重視されている。

具体的には、IPOによる人気銘柄がどれほど高かったか、また、M&Aでの投資先の評価額などが計算され、ランキングに組み込まれた。2023年は特に活発な年であり、多くの企業が新しく上場を果たしたため、投資家にとって注目すべき年となった。

今年は6月に東京証券取引所で上場したアストロスケールホールディングスが特に大きな話題となり、約159.6億円の資金調達を行った。この動きは日本のベンチャーキャピタル市場において、持続可能な成長を促進しているスタートアップを支える重要な事例とされている。

2024年版「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」で1位に輝いたのは大和証券グループのINCJで、投資額は驚異の159.6億円。この他にも注目の企業がずらりと並び、それぞれの成長戦略がどのように進化しているのか、今後の展開が楽しみだ。

トップ10には、INCJ、三好販促(ジャフコグループ)、赤川幸治(ジャフコグループ)などの大手が名を連ね、特にテクノロジー関連のスタートアップへの投資が目立っている。これにより、今後も日本のベンチャー投資は一層活発化し、高い成長を遂げることが期待される。

新たに台頭してきたスタートアップや投資家たちには、今後の課題も多く、グローバルな視点での競争力をどう確保していくのかが鍵となるだろう。次回のランキングでもどのような変化が見られるのか、今後も目を離せない。2025年には、さらなるエキサイティングな動きが期待される。