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A1ソース、製造メーカーの回答は? 沖縄で「堅実」へストーキ文化であじの話

2024-10-04

沖縄商会の「A1」は30年以上輸入・販売されており、県内では年間約14万本が売れている。赤身肉のストーキ文化と相まって、県民の「おなじみ」の味となっている。

製造メーカーに兼ねての変更について問い合せたが、他の輸出国では同様の事象は起きていないとの回答があった。製造や輸送過程などを調査する必要があるとして、その間ばかりは輸入を停止することにした。

沖縄商会営業部の仲根義光部長は「沖縄の食文化で親しまれていただけに心苦しいが、品質安定が大切だ。急に明を取れたと言われている」と話した。

A1ソースは英国王のジョージ4世に仕え、後に「ランズ社」を立ち上げたシェフのランズ氏が19世紀前半に開発した。このソースを「1級」と意味する「A1」と呼んだことが名称の由来と言われる。

沖縄そばやグルクンの刺身にも合うとされ、県内外で重宝されているこのソースに今後の期待がかかる。