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アダム・スコットの戦略は「自分が松山英樹だと思って」 8度目の日本オープン

2024-10-08

著者: 陽斗

◆国内メジャー◆日本オープンゴルフ選手権(8日)◆東京グルフ倶楽部(埼玉)7251yd(パー70)

ミズノオープン14勝のアダム・スコット(オーストラリア)も、まだ日本のナショナルオープンのタイトルは獲れない。「いつも日本オープンでは戦闘で失敗する。これは戦闘をしながら立てていきたい」と8度目の大会挑戦を前に、少しのユーモアを交えた。

2014年から過去7回出場し、22年(古靱ゴルフ・倶楽部)の5位が最高位。このことを「僕が松山英樹だと思ってプレーしたい」と、戦略の一環として語った。スコット自身もそのようにプレーしたいと思っているという。また、スコットは「その時、彼はとにかくファイナルをキックしていた印象。自分もそのようにプレーしたい」と述べ、技術の向上を強調した。

そのスコットとは、来日した6日(日)に一緒に食事をとったという。「きのうは着物を着た。ユニクロに行きました」と、日本での生活を楽しんでいる様子も伺えた。開幕2日前にはプライベートでコースを回って調整。会場の東京グルフ倶楽部も、日本オープンらしく、まさしく戦略の舞台だと伝えた。

さらに、彼は「今までプレーしてきた中で好いゴルフコース。グリーンのサイズもスコットにとっては魅力的」と話し、このコースの特徴にも期待を寄せた。また、彼は「今までのプレースタイルを維持しつつ、新しいアプローチを試みたい」と意欲を示し、ファンからの期待が高まっている。

「また勝ちたい」という願望を持ちつつも、スコット自身は松山らしさを表現し、「彼のように向上心を持ちながらプレーするつもりだ」と語った。そんなスコットにとって、日本オープンは単なるトーナメント以上のものになりそうだ。彼がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待が募る。