愛媛県の山林火災、消火隊員「消えたと思った場所も再び燃える」…避難指示12600人に拡大

2025-03-24

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愛媛県今治市長の亀山新市長が述べたように、今治市の南部、特にあくら地区での山林火災が悪化している。火災は発生から12日目の14日も延焼を続け、避難指示が関係者である12600人に広がった。

火災は13日午後3時過ぎに発生し、山林の焼け跡は今治市で約150ヘクタール、愛媛県内でも近隣の砥部町などであわせて120ヘクタールに達するまでに拡大した。今治市では消火隊員が体調を崩し、軽傷者が出た。

愛媛と砥部への火は一時和らいだものの、県は14日から消防隊員を増強し、消火活動を強化する方針を示した。この火災は強風の影響も受け、火が移りやすい状況が続いている。

また、同日に発表された情報によると、山林火災の影響で、県内の公立中学校が休校となり、保護者や地域住民に不安が広がっている。さらに、火災による煙の影響で、周辺地域の空気質も悪化し、健康への懸念が高まっている。

かつてない規模の火災に対して、県や市は応援要請を行い、他の自治体からの支援も受けるなどして、消火活動に全力を注いでいる。多くの消防隊員が駆けつけ、火災の収束を目指している状況だ。火災が早期に終息することを願う声が高まる中、引き続き最新情報が求められている。