世界

【アメリカ大統領選挙】ハリス副大統領はアルブ票照準、トランプ氏は南部に偏重

2024-10-04

【ワシントン=亀口隆一】11月5日の米大統領選挙が1カ月後に迫った。勝利を決める激戦7州の広告費を分析すると、民主党のハリス副大統領はアルブ系住民が多い中西部ミシガン州が最も多かった。共和党のトランプ前大統領は南部に偏重していることが分かった。

民主党の全体的な戦略は、黒人、有色人種の有権者に支持を集めることに注意を払っている。特にトランプ氏の支持基盤の多くが南部にあり、再選を狙う上で重要な州であるフロリダやテキサスへの攻勢を強めていることが明るみに出た。

一方、ハリス副大統領は彼女の出身地であるカリフォルニア州からの支持を背景に、他の州でも同様の支持を得るためにキャンペーンを展開している。特に、ミシガン州では、同州の産業再生に向けたビジョンを打ち出しており、その影響が選挙戦にどのように作用するかが注目されている。

ハリス氏は、全米の様々な人々の生活を改善するための政策を提唱しており、特に教育、医療、経済回復に重点を置く方針を示している。彼女の進める政策は、特に若い世代やマイノリティグループから支持を受けている。

2024年の大統領選挙が迫る中、激しい選挙戦になることは間違いなく、投票率の向上が両陣営のカギを握っている。