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アメリカ国連大使、ウクライナ戦闘交渉に「ロシアの妥協無ければ我慢ならない」: 読売新聞

2025-04-09

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【ニューヨーク=金子誠治】米国のドナルド・トランプ政権下、ウクライナ状況に関する国連安保理の会合で、アメリカの国連大使は、ロシアが交渉に応じない限り、長期的な停戦合意は見込めないと警告しました。

会合は、ウクライナ南部クリミア半島で長引く戦闘を受け、国際的な関与が求められる状況下で開催されました。ウクライナの反攻が続く中、ロシア軍は攻撃を強化しており、民間人も多く犠牲になっています。特に、最近の攻撃では子供たちを含む数十人の市民が亡くなる惨事が報告されています。

国連大使は、こうした状況について「恐ろしい悲劇だ」とし、戦争の早期終結が求められると強調しました。また、ロシアの行動について「我々はロシアの動向を見極め、プーチン大統領が交渉へ向けた意向を示さなければ、停戦の可能性は薄い」とも発言しました。

さらに、アメリカはウクライナに対して軍事支援を継続し、国際社会に対しても連携を強めるよう呼びかけていく意向を示しています。また、ロシアが交渉の場に出てこない場合は、さらなる経済制裁の準備が必要であるとも言及しました。

この事態に対し、各国の反応は様々であり、ウクライナ周辺の地域安定を維持するための新たな戦略が急務とされています。