【ワシントン＝浜田壮太】米国のトランプ次期大統領が司法長官に任命したマット・ギーツ氏が、12日、辞任を発表した。未成年の女性に金銭を支払って関係を持った疑惑が相次ぎ、適格性が問題視されていた。これにより、トランプ政権の信頼性に影響が出ることが懸念されている。

ギーツ氏は、未成年との性的関係に関与しているとの報道を受け、適応症に関する倫理が問われていた。こうした問題は、トランプ政権の根幹を揺るがす可能性があり、多くの支持者からも批判の声が上がっていた。

さらに、来年1月には新しい司法権限が発足予定であり、トランプ氏にとってはこれ以上の不祥事は避けたいところだ。新たな司法長官の任命がまだ決定していない中で、次の大統領選に向けての戦略も見直しが迫られる可能性が高い。

アメリカでは、倫理観の欠如が選挙に与える影響は大きく、ギーツ氏の辞任が中間選挙や2024年の大統領選にも波及することが懸念される。トランプ政権の動きには引き続き注目が集まる。