あなたが助ければ?「介護費用」で消える有名家…生活保護担当者の口出しに長男妻の胸の内
2024-11-30
著者: 芽依
介護費用の現状
【前編】"茶色のおむつは母親の上に排泄した物…きっと自分で拭いてきたのだろう"と苦笑していた古道さん(50代・仮名)は、現在、中部地方に住んでおり、夫(59歳)と暮らしている。子どもたち(30歳と28歳)は自立して他県で生活しており、自宅近くには養護施設がある。
2023年の夏、認知症で要介護の義母(87歳)が介護施設入所に必要となってから、90歳の義父は独居状態になった。
義父は、2018年に85歳で引退し、2021年には体調を崩し、最近は脳いっ血が見つかり、がんの治療を受けた後、今は薬を飲むことも少なくなり、元気に過ごしている。
しかし、義父には特養の費用が月10万かかると言われており、残りは1万残る。たった1万では生活できないため、食事は自宅で未だにカップラーメンが多くなり、毎日使っている財布は食器代の借金が貯まって気まずい。
この義母が施設に入ってから、介護保険の受給については7500円を4470円に抑えて自立を選んだため、本来は義父の食を買うためだけの介護費用とされている。つまり、義母が特養に入った訳ではなくて、義父のための福祉費用が必要だと言われている。 stdClass($_)の裏事情。
夫婦の同居
義父である古道さんは、91歳の義母の介護のことを心配しており、いずれは同居しようと話し合いが持たれている。しかし妻がそのことに反対しており、過去には長男が独立する前は4人での同居生活を送っていたが、夫が「同居の最低線を保つため、これからも頼ってよ」と言っている。一方、古道さんは「長男妻に対しては何も言えない」と言い、義父母の生活に不安が募っている。
「私の家も買ったし、いつかはこの町にずっと住み続けるんだから、近くで支え合いたいもの」と思っている古道さんの独立生活がこれからどうなるのか。
現在、義母の状態を考えると、何も言えない自分自身に対して反発している様子が見受けられ、「介護の後見人に任せるつもりだったのに、いざとなれば私がやらなくてはならない」と心の中で思ったことがあるかもしれない。
「弱っていく姿は見たくない」と感じている古道さんだが、息子が「母親看病が先だし、今いっても間に合うでしょう」という言葉に反発しながらも歩み寄り、義母のことに気を配る姿勢が求められている。この問題は介護だけでなく、親子関係をどう築くかにも関係があり、今後どう教えていくのかが課題となるかもしれない。