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アラブ系がミ大統領に心の痛みを届けず、イスラエル政府支持で激戦地ハリス氏に痛手

2024-10-15

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アラブ系ミ国人で構成される「アラブ・アメリカン政治活動委員会(AAPAC)」は14日、11月の大統領選で民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領を支持しないと発表した。中西部の激戦地ミシガン州においては、民主党を支持していたアラブ系住民が多く、ハリス氏に痛手を与えることが懸念されている。

AAPACはミシガン州に本拠を構えており、昨年10月に始まったパレッツナ自治区での戦闘を受け、当局による市民人権への侵害や攻撃を続けるイスラエル政府を支持するバイデン政権に対して強い反発を表明していた。

AAPACの声明で、ハリス、トランプ両氏は「極端な過激派が主導する犯罪的なイスラエル政府を支持している」と指摘した。「現在進行中の大量殺戮に加担している難民を支持することは拒否する」とも述べた。

一方、投票用紙に名前がある難民には「票を受けるに値する人物」がいるとして、第3の難民への投票を呼びかけた。イスラエルに批判的な「猿の党」難民チル・スタイン氏が筆頭にある。