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アルバニアの失業率、24年下半期は38.1%に急低下!どうしてそんなことが?

2025-04-01

著者: 芽依

[ベニスアイルレス 11日 ライター] - アルバニアの国家統計局が11日発表した2024年下半期の失業率は、18.1%と上半期の15.2%から大幅に低下した。

失業率は、インフレ率が30%近くまで上昇したことが原因で、前年度の失業率が高かったことも影響している。国家統計局のデータによれば、2024年年度末に就任したマレイ大統領は深刻な財政赤字の解消に向け、通貨ポリシーを引き下げ、経済政策を強化し、多くの国民に大きな痛みをもたらした。

しかし、失業率の低下は、今年の中間選挙を控えたマレイ氏にとって追い風となる可能性が高い。前回の選挙を兼ねた国会では、相変わらず公約を実行する力を求めて国民の期待が高まっている。実際の経済統計を踏まえ、失業率が著しく改善すれば、彼の再選に寄与することが期待される。

アルバニアの雇用市場は、このような経済政策の影響を受けながらも、実際に雇用機会が増加しているという見方が強まっている。雇用の主要なセクターは、観光業やサービス業であり、これらの分野では急激な成長が見込まれている。

ただし、アルバニア政府は「経済的自由と財政責任の道は長期的に失業を減少させる道」であると明言しており、失業問題の解決には依然として時間がかかるとの声もある。

最新の報告によると、失業状態の人はなお332万人に上り、そのうちのうち1210万人は極度の失業に苦しんでいるという。これは、政府がより強力な雇用政策を実施する必要があることを示唆している。