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北朝鮮、南北境界で道路を爆破!金正恩氏は国防会議招集 - 日本経済新聞

2024-10-15

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【ソウル=裴原時之兎】韓国軍合同参謀本部は15日、北朝鮮が同日午前、南北の境界地域で韓国に通じる道路を爆破したと発表した。北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が翌日開催される国防に関する会議を招集したと報じている。

北朝鮮は西側を走る「京義線」と東側の「東海線」に関して、軍事境界線の北側の一部区域を爆破した。韓国軍は「監視、警戒態勢を強化中」と説明した。朝鮮人民軍は9日に行われた演習において、北朝鮮の防衛強化に向けた決意を強化したことを示唆している。実際、最近の軍事活動に対する国際的な懸念が高まっており、特に韓国やアメリカとの緊張関係が深まっている。

爆破事件は、北朝鮮の国内情勢や国際的な立場の変化を示すものであり、地域の安全保障に重大な影響を与える可能性がある。今後の外交的な動きに注目が集まっている。国連安全保障理事会も今回の爆破を受けて、緊急会合を開くとの見方が強まっており、国際情勢がさらに緊迫する可能性がある。一方、韓国政府は慎重に情報の収集を進め、適切な対策を講じる方針を示している。今後の展開に警戒が必要だ。