テクノロジー

「BeReal」を利用したマッチングアプリに要注意

2024-10-06

最近、中高生や大学生の間で流行している「映えない系SNS」『BeReal』。このアプリを利用したマッチングサービスが増加しており、若者の間で人間関係が変わりつつあることに警鐘が鳴らされています。『BeReal』を使ったマッチングアプリは、特にユーザー間の信頼感やコミュニケーションのスタイルに影響を与える可能性があるとされています。

BeRealとは?

BeRealのアクティブユーザー数は2300万人を超えており、特に学生の利用が目立ちます。ある調査によると、227人の大学生のうち55.1%が「現在利用している」と答え、9.3%が「過去に利用していた」と回答しています。利用率は急速に上昇中で、多くのユーザーが新しいつながりを求めていることが伺えます。

このアプリでは、特定の時間に自撮りを投稿するため、ユーザーはその瞬間をリアルに共有します。なぜなら、各投稿は一度限りのタイミングでしか行えないからです。この制約がユーザーに対して独自の魅力を持たせており、他のSNSとは違った新鮮さを提供しています。

注意が必要な点

しかし、注意が必要です。自撮りはその場で撮影する必要があり、他のユーザーに対して「ありのままの自分」を見せることが強調されます。にもかかわらず、他のSNSと同様に、実際にはスタイルや場面に気を使う人も少なくありません。流行を追いかけ無理に素を演出することがストレスにつながり、SNS疲れを引き起こすこともあるかもしれません。

マッチングの質について

また、BeReal上で知り合った人とのマッチングは一見親密に見えますが、実際には深い関係を築くには至らないことが多いです。アプリ特有の短時間でのやり取りのため、関係が表面的になりやすいのです。特に、現代の若者はリアルな人間関係よりもデジタル上の繋がりに重きを置く傾向があり、それが人間関係の質を低下させる要因とされています。

おわりに

最後に、BeRealを利用したマッチングサービスに関しては、必ずリスクを理解してから利用するように心がけましょう。特に自身の個人情報やプライバシーに関わるリスクについては十分な注意が必要です。これからのデジタル社会においても、リアルなつながりを大切にしながら、新しい技術をうまく活用していきたいものです。