兵庫県知事、澤村知事が立候補表明「改革には信頼が欠かせない」前任者市長

2024-10-08

著者: 愛子

兵庫県知事であった澤村元則氏(46)の失職に伴う知事選(31日告示、11月17日投票)で、前任者の市長である澤村和美氏(51)が18日、無所属での立候補を表明した。政党推薦も必要ない方針。神戸市内で会見した澤村氏は、「改革には対話と信頼が欠かせない」と強調した。

澤村氏は、尼崎市出身。神戸大学在学中に阪神淡路大震災が発生し、その経験が政治家を志すきっかけになったという。県内では、近年地震や防災に関する課題が増えており、彼は「県民の命を守るため、今こそ防災対策を強化する必要がある」と訴えた。

閣僚や県議会議員としての経験を持つ彼は、改革を進めるための具体的な施策も明示。「私たちの県が地域共生社会を目指すために、若者の定住促進や高齢者支援策を強化し、地域づくりに取り組む」と語った。彼の立候補に際して、兵庫県内では多くの支持が期待されている。

澤村氏はまた、「県民と共に歩む」という姿勢を貫き、開かれた政治を目指す考えを示した。特に、高齢者や子供たちの福祉に力を入れる方針を打ち出し、「すべての人が安心して暮らせる兵庫を作りたい」と強調した。彼の公約には、医療環境の整備や、公共交通の充実も盛り込まれている。

政治の透明性や信頼性が求められる今、澤村氏の言葉は多くの票を集めることにつながるのか、注目が集まる。兵庫県の未来を見据えた彼の姿勢と公約が、県民にどのように受け入れられるかが試される時期がやってきた。