
ビタミンDのサプリメントが風邪や肺炎を減少!日本人含む5万人を調査
2025-03-10
著者: 健二
ビタミンDは風邪や肺炎などの感冒症状の予防にどのように寄与するのでしょうか?
ビタミンDのサプリメントを毎日摂取すると、風邪や気管支炎まで含まれる急性呼吸器感染症の発生率が16%低下することが、16カ国計45万人を対象にした共同研究で明らかになりました。具体的には、急性呼吸器感染症の発生率が27%も減少したという報告もあります。
この研究は、東京慈恵会医科大学分子疫学研究部の研究者たちによって執筆され、医学雑誌『Lancet Diabetes & Endocrinology』に発表されました。
「冬になると、特に若年層や高齢者が、風邪などの急性呼吸器感染症にかかりやすいというデータがある」と、研究者たちは警告しています。一日に必要なビタミンDの量は、日光を浴びることで体内で合成されますが、冬期は日照時間が短くなるため、特に注意が必要です。
私たちの調査で、ビタミンDのサプリメントは一般的に副作用がなく、日本人を含む被験者においても効果が見られました。ビタミンDの不足は、免疫力の低下を招き、様々な病気を引き起こす可能性があります。
研究の結果、ビタミンDが原因となる急性呼吸器感染症の発生率が12%低下することが分かりました。ただし、研究者たちは、ビタミンDの効果は一時的なものであり、長期的な健康維持には運動やバランスの取れた食事も重要であると強調しています。
この研究に参加した国際的な研究チームは、バランスの取れた食事と規則正しい生活習慣を維持することが、ビタミンD補給の効果を最大限に引き出すとしています。
今冬は、特に健康を気遣い、ビタミンDを適切に摂取することが求められます。これからの季節に向けて、ビタミンD補給を行い、病気から身を守る準備を整えましょう!