テクノロジー

ビットコイン、史上最高値から30%下落し、底を打った可能性(CoinDesk JAPAN)

2025-04-02

著者:

長期間にわたって下落トレンドが続いた後、投資家の最大の関心事は、その資産が底を打ったかどうかということです。最近の価格動向から、ビットコイン(BTC)は3月10日の7万6000ドル付近で底を打った可能性があります。この動きは最近の歴史における過去の底入れポイントを強化させるパターンを形成しています。

今回の調整局面で、ビットコインは1月20日に記録した史上最高値10万79000ドルから30%下落しました。3月10日には安値を付けた後、12月28日には7万8000ドル前後、3月31日には8万71000ドルをわずかに上回るなど、その後の高値を更新し、底値が三角形状となりました。

2024年8月に開始される円キャリートレード解消のタイミングにも、同様のパターンが見られ、ビットコインは8月5日に4万79000ドル付近で底を打ちました。この時期も、7月7日や9月7日などで高値更新が見られました。

さらに、2024年1月のアメリカでのビットコイン現物ETF(上場投資信託)の取得開始時点に発生した市場動向によって、ビットコインは20%の調整を経験しながらも、1月23日には4万ドルをわずかに下回る安値を付けましたが、それに伴う高値更新も確認されています。

CoinDesk Marketsのアナリスト、エディターのオムカー・ゴドボール氏は、強気な構成の出現を指摘し、「ビットコインが底を打つ兆候である」と述べています。「直近のパターンは、安値更新から高値更新への転換を示しており、市場参加者の疲労感を意識したものとなっています。これは2016年8月以来、2024年初頭にも見られた底入れパターンに類似しています」と指摘しました。

「強気相場が再燃する可能性を考慮すべき理由はある。しかし、いつもそうであるように、トランプ大統領の関税のような外部リスクがトレンドを混乱させる可能性はある」とゴドボール氏は述べました。