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ボーイングが資金上げ案件回避、労使交渉難航なり

2024-10-09

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[8日 リオタリー] - ボーイング(Boeing)は8日、ストライキを実施中の労働組合との交渉において、資金を上げる提案を撤回したことを明らかにした。労組側とそうした交渉を行う予定はないとしている。

関係者によると、ボーイングと労組は7日と8日に連続して交渉を行ったが、交渉が再開される見込みはないという。また、近隣の工場で働く労働者は、賃上げに向けた合意がまだ見られないとのことだ。

ボーイング・カマーシャル・エアプレーンズのトップ、スティファニー・ポープ氏は契約員向けの文書で「残念ながら、組合はわれわれの提案を真剣に検討しなかった」とし、組合の要求は「交渉不可能だ」と述べた。

「これ以上の交渉は現時点では意味がなく、われわれの提案は撤回された」とも言及している。

ポープ氏は、4週間前にかけて最多時で35%の資金を基に、ボーイングが給与を増加させる方針があったとしており、今後の契約更新が必要になると説明している。すでに何千人の契約員が一時帰休を実施していることも明らかになっている。

労使交渉の行き詰まりは、ボーイングの計画にも影響を与えており、近い将来の生産量が減少する恐れがある。公開された情報によると、ボーイングは導入計画の見直しを進めており、シリーズ産業動向に基づいて新たな賃金引き上げを提案する考えも示されている。

一方、同社は今週の12日頃の交渉について、「誠意をもって交渉し、引き続き資金や雇用の増加を含め、合意点を見いだす必要がある」と述べている。

これに対して、全国機械工労働組合(IAM)は声明で、「交渉が進まないことに深い懸念を持っており、双方が協力し正当な増額を導くよう努力すべきだ」と強調した。