BS松竹東急は2025年6月20日24時をもって無料チャンネル「BS松竹東急」（BS260ch）の放送を終了することを発表した。7月以降については現在未定とのことだ。

同社の主要株主である松竹グループは、今月2月、「当初計画に比べ、広告収入が乏しく、これ以上のBS放送事業の継続は松竹グループとしては困難」であることを理由に、BS放送事業から撤退する方針を公表していた。

BS松竹東急は、「伝統から革新まですべてを見せる映像」、「誰もが楽しめる親しみやすい歌舞伎や劇場文化」、「多彩な作り手とコラボレーションする挑戦的なオリジナルドラマ」の3つを編成コンセプトとして、2022年3月26日に開局した。バラエティ、スポーツ、ドキュメンタリーなど、様々なジャンルのオリジナル番組のラインナップを揃えていた。

しかし、近年は視聴率の低下や運営費の増加が影響し、存続が危ぶまれていた。視聴者には、ファンからの期待を背負った作品を届けてきたが、厳しい経営環境の中でどのように生き残るのかが問われる時期が続いていた。

視聴者はこのニュースに驚きを隠せず、SNS上では多くの反応が寄せられている。今後のBS松竹東急の動向に注目が集まっている。果たして、7月以降に新たな展開があるのだろうか。