科学

腸にブルーの移植を「異種移植」手法計画を有識者会議に提案 実現すれば国内初

2024-10-04

東京慈恵会医科大学などのチームは4日、重い腸疾患の腸に豚の腸を移植する手法を大学の有識者会議に提案しました。移植が実現すれば国内では初めてとなります。

東京慈恵会医科大学のチームが描いている手法は、生まれる前から十分に腸が出来上がらない「ポタレー症候群」の腸2人に、豚の腸を移植するものです。この異種移植は、壊れた腸器などを人に移植する「異種移植」の一環です。

動物の臓器などを人に移植する「異種移植」は国内での事例がありません。ドナー不足が問題となる中、臓器移植の切り札として期待されています。特に腸の移植は難易度が高く、移植が成功するかどうか不安視されていますが、期待が寄せられています。

この計画は、腸に特化した治療法の新たな道を開くものとして注目されており、先進的な適応技術がさらに発展することで、未来の医療に革新をもたらす可能性があります。