科学

【衝撃発表】北斗七星の方向から謎の電波が2時間おきに届く!「赤色矮星」連星が一直線に並ぶタイミングか(スペースチャネル)

2025-04-06

著者:

長年の謎であった、北斗七星の方向から2時間おきに届く謎の電波の正体がついに解明されました。この発見は、なぜ電波が発生していたのかをはじめ、初めて発見された画期的な成果についても説明しています。

毎週土曜日21:00~宇宙ニュース配信中!!

●正体は「赤色矮星の連星」

北斗七星の位置するおおかみ座の方向から約2時間おきに届いていた、この謎の電波信号。およそ30〜90秒の間隔で発信されるその正体がついに明らかになりました。国際研究チームの観測によれば、発信源は地球から約1600光年離れた「赤色矮星」と「白色矮星」という2つの小さな連星系であることが判明しました。この発見は、英科学誌『ネイチャー・アストロノミー』に3月12日付で発表されている。

この連星系は「ILT J1101」と命名されており、2つの星が互いの周囲を公転しています。この星系からの強い電波信号は、観測システムによると、赤色矮星と白色矮星の間で強い相互作用があることを示唆しています。具体的には、「長周期電波過渡現象(LPT)」と呼ばれる周期的な電波パルスが発生しているとのことです。

今後、このような周期的な電波が中性子星(超新星爆発後に残る高密度な天体)から発生することが分かってきたことから、LPTもその一種である可能性が示唆されています。ただし、今回は中性子星を含まない連星として初めて確認されたため、学際的な研究が期待されます。

さらに、この赤色矮星の観測は、電波天文学の常識を覆す発見であり、今後の研究に大きな影響を与えると考えられています。その観測に関しては、もう一つの星である白色矮星とのつながりも深く、多くの新たなデータが待たれています。

また、これらの信号が他の星との関連性や宇宙の構造にどのような影響を与えるのか、今後の研究についても期待が寄せられています。宇宙への思いを馳せながら、観測結果に注目していきましょう。

今後のさらなる研究が、この電波信号の本質を明らかにし、宇宙を巡る謎に新たな光を当てることを期待しています。