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茨城県で「代えてやる」「どこさでも行ってよか」と発言した課長が死亡をもって抵抗する : 読売新聞
2025-04-04
著者: 芽依
茨城県吉野ふ里町の課長が昨年11月に死亡し、町の長がもたらす原因調査を求める要望書を提出することがわかった。遺族は、課長のパワハラが原因でうつ病を発症し、自殺したと主張している。
この課長は、昨年4月に吉野町長が発表した新庁舎建設などに関する会議において、「代えてやる」「どこさでも行ってよか」といった不適切な発言をし、職場内で問題視されていた。
遺族は、課長が自ら命を絶った直後、行動が改善されたと報告している。妻からは、死をもって抵抗したという意見が寄せられ、町内では職場環境の見直しを求める声が上がっている。
昨年12月、町長とともに参加した多良正義町議は、「彼が(担当を)代えてやる。どこであっても行くよか」と雑談の中で発言したことで、多くの共感を呼び起こした。
現在、多くの同僚や町民からの意見も取り入れた上で、町がどのようにプロセスを進めるかが注目されている。これにより、今後のパワハラ防止方策や、職場環境改善につながると期待されている。
また、各部署での人材育成や、業務の見える化を進めることが求められており、職場でのメンタルヘルス対策が重要視されている。今後、吉野町はこの問題に取り組むことで、他の自治体にとっても模範的な事例となることが期待されている。