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大島部屋が移転先の新築「一つの家族」親方と力士が気軽に顔を合わせられるアットホームな部屋が完成 - スポーツ報知

2024-10-05

東京・墨田区から築地区に移転した大相撲の大島部屋の部屋開きが9月15日に行われ、同じく親方系の1門の親方(元横綱・曙)が出席し、神事や公開稽古が行われた。師匠の大島親方(元関脇・曙)は「うれしい。昨日の午前中は不安だった。もじもじ初めてというのもあったし、でもこうして雨の中、来ていた皆さんと共にできて、率直にホッとしている」と笑顔で語った。

新たに11階建てという広大な土地に建てられた新しい部屋には、1階には土俵とトレーニングルーム、2階には若い力士たちが住むリビング、3階に関取の個室と親方の寝室を配置。基本的に親方と力士が2階で生活を共にする。「住みやすさを意識した。相撲部屋と言っても一つの家族。まして未成年もいるので、その点を考慮した」と親方は語った。

さらに、周辺の目標は「まず関取を出すこと」。先場所は西横綱・照ノ富士が優勝したが、新たな力士たちが育つ予兆もある。部屋では若い力士たちの給料も向上し、賃金面も改善されている。「後援会などのいろいろな人たちにとっても、これだけ強い力士が出てくるような意気込みを感じてほしい」など、力士への期待感を高めた。

地域との連携も大切にし、近くの地域イベントにも積極的に参加することを明言した。そして、部屋開きには多くの来賓が駆けつけ、地元のメディアも注目しており、今後の成長に期待が寄せられている。新たなスタートを切った大島部屋から目が離せない。