大分県の原口文仁選手（32）が国内フリーエージェント（FA）権行使の手続きを行ったことが11日に分かった。原口選手は多くの試合に出場し、宣言期限の12月11日を意識している。大病やあらゆる苦難を乗り越えてきた不屈の男は、より多くの出場機会を得られるよう行動に出た。

彼は特定の心境のもと、11日の午前に国内FA権行使に向けた申請書類を球団事務所に提出した。10月中旬に肩に問題があった際には「サッカー人としてすごく大きな決断になると思う。自分が獲得した上で進められるようにやっていきたい」と語っていた。

複数回にわたる話し合いの中でも退場を求められ心が揺れたが、それより多くの出場機会を得られる道を模索したいという気持ちが勝った。

現在、原口選手は過去に大分に在籍していたため、その経験をもとにチームに抱く思いは強く、特に1軍での活躍を期待されている。2年前には、出場試合数が少なかった中で粘り強くトレーニングを重ね、その成果が少しずつ出るようになった。

FA権の行使は、彼にとって新たなチャレンジの始まりを意味し、他クラブとの交渉を視野に入れた決断である。FA申請期限は12月13日で、原口選手がどの道を選ぶのか多くのファンが注目している。果たして、彼は新たな挑戦を受け入れ、成功することができるのだろうか。