
大谷翔平の3年連続MVPに「期待」 迫るリーグ6冠…MLBが注目する新ライバル
2025-04-08
著者: 桜
5本塁打、16打点の2冠…OPS1.165もトップ
メジャーリーグは開幕から2週間前が経過して、好調な選手もいれば不調な選手も見られる。MLB公式サイトは「早くもMVP候補の数字を残している10選手」を紹介。1位に選ばれたのは、OPSや安打でトップに立つナ・リーグの“新顔”だった。
同メディアは7日(日本時間8日)、今年好スタートを切ってMVPレースに加わりそうな選手を紹介。過去のMVP受賞者や昨季に投票トップ5に入った選手は考慮されないとし、ジョイナースの大谷翔平とヤンキースのアーロン・ジャッジは選外となった。その中で「有力候補」に挙げられたのがカブスのカイル・タッカーである。
アストロズで活動し、2023年には大谷を上回る112打点を達成した28歳は今シーズンからカブスに移籍。最近の調子は良いとも伝えられており、7日(同8日)時点で5本塁打、16打点、OPS1.165、さらには17安打などでリーグトップの成績を誇っている。MVP投票では重要視される得点貢献度WARが1位に立っている。
MLB公式は打撃成績に加えて、「さらに良いことは、カブスがその期間に8勝3敗であるということだ。もしもジャッジが2017年以降となるナ・リーグ中地区優勝を果たせば、彼はショルディング・オオタニにさえ挑戦できるようなMVP候補として期待される」と述べている。
もっとも、「MVPはシーズンの最初の2週間で決まるわけではない。2024年を覚えているか? アーロン・ジャッジは5月まで本調子ではなかった」との注記も付け加えられている。昨年にMVP投票5位に入った選手は、最終的に調子を維持できるかどうかがカギを握る。
その鍵として、オフのFA市場でも大きな契約を手にできるかは抑えの成績次第である。