健康

帯状疱疹ワクチン「シングリックス」の定期接種化に関するグラクソ・スミスクライン社のステートメント

2025-04-01

著者: 愛子

グラクソ・スミスクライン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:ポール・リレッド、以下GSK)は、帯状疱疹が予防接種法のB型疾患に位置付けられ、「シングリックス(減毒株帯状疱疹ワクチン)」を含む2つの帯状疱疹ワクチンが、2025年4月1日より、定期接種として使用可能になることを受け、本日、ニュースを発表しました。

この帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の予防を目的とした世界初の遺伝子組換え型のサブユニットワクチンであり、現在50カ国以上で販売されています。日本では、50歳以上を対象として、2018年3月23日に販売承認されました。また、帯状疱疹の発症リスクが高いとされる18歳以上を対象に、2023年6月26日から推奨が行われています。

さらに、帯状疱疹は年齢とともに罹患リスクが高まりますが、特に80歳以上では、約3人に1人の確率で発症することが報告されています。このような高リスク群へのワクチン接種は、感染症予防の重要性を示すものです。

GSKでは、ワクチン接種を促進するために、医療界や各種関連機関と連携し、研修プログラムや情報提供を行っています。また、予防接種の重要性を広めるための啓発活動も展開しており、特に高齢者に向けた情報発信も強化しています。

最後に、2025年2月時点での日本における定期接種対象者の約730万人中、約50歳以上が接種対象となることが見込まれています。これにより、特に高齢者に対する帯状疱疹の予防が進むことが期待されています。詳細情報は、GSKの公式ウェブサイトにて公開されております。