東北新幹線の硫酸漏れで乗客13人やけど、運転した社長ら12人書類送検…ポットボトル流出 : 読売新聞

2024-10-09

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昨年10月、JR東日本の東北新幹線車両内で硫酸が漏れ、乗客13人がやけどを負った事故が発生しました。事件は、仙台駅近くを運行中の東北新幹線車両「はやぶさ5号」内で起きました。

常磐道の運営を手掛けた社長(42歳、東京都台東区)や、運転を指示した父親(81歳、大分県日田市)など、計12人が業務上過失致傷の疑いで書類送検されました。事故は、車両内で硫酸を充填していたポットボトルが破損し、液体が漏れ出したことが原因でした。常識では考えられないトラブルが乗客に影響を与えました。

事故が発生したのは、2022年10月19日午前11時15分頃で、新青森発東京行きの「はやぶさ5号」はそれにより一時停止。乗客たちは事故後、緊急停止された車両から脱出し、沿線で待機しました。

この事故をきっかけに、運営側は安全管理の強化と再発防止策を講じることを宣言しました。さらには、トレーニングプログラムの見直しや、社内の危険物取扱いの教育も進める予定です。

安全が最優先とされる公共交通機関において、どのようにしてこのような重大なトラブルが発生したのか、多くの疑問が残る中での対応が必要とされています。交通機関の安全性への信頼を回復するためにも、透明性のある情報開示が求められています。今後の動向に注目が集まります。