
東京大学・松井豊学長が語る「AIの可能性とその力」 入学式でのメッセージ
2025-04-11
著者: 結衣
東京大学が新たな旅立ちを迎えました
東京大学の入学式が11日に開催され、東京千代田区の日本武道館にて、今年の新入生43100人が集結しました。松井豊学長は、式典の中で、AI(人工知能)の重要性と、その影響力について強調しました。彼は、「これからの時代において、どう向き合うかが鍵となる。提供される情報や提案に対し、自らの視点や専門知識を持って考える力が求められる」と語りました。
増加する留学生に期待!
松井学長は、日本で増加する外国人留学生の存在にも触れ、「マインドリセットを実施し、受け入れる態勢を整えることが重要だ」と強調しました。彼はまた、学際的な学びを通じて自己意識や責任を持った個人へと成長することを呼びかけました。
学費増加の悩みを乗り越え——未来を見据えた投資
日本の大学では、昨今、学費の上昇が話題となっています。今春、入学する学部生からは、11万6000円が学費に上乗せされ、2024年度には63000円の増加が見込まれています。特に文系学部は、設置される上限が規定されているため、環境が厳しくなっています。しかしこのような増加に対して、松井学長は「教育は未来への投資であり、国際的な学びの環境を整える必要がある」と熱く語りました。
変革の時代に求められる人材とは?
新入生を代表して、上村美咲さんは「周囲への感謝とリスペクト、素晴らしい環境で学ぶ機会を大切にする」と誓いを立てました。彼女は、学びを通じて国家や文化を超えたチャンスを探求し、「どんな困難にも対応できる力を身につけたい」と語りました。松井学長も、このような姿勢が未来のリーダーを創り出すと信じています。
AIと共に進む未来——新たな可能性が広がる!
松井学長は最後に、AIがもたらす新たな可能性を示唆し、「AIと共存し、新しい価値を創造するゼミやプロジェクトに参加してほしい」と学生たちに力強く呼びかけました。彼は、大学生活を通じて多くの経験を積み重ねていくことが、将来の大きな資産になると締めくくりました。
新しい学びの場での挑戦が待っている東京大学の新入生たち。彼らが未来にどのような影響を与えるのか、目が離せません!