(C.N.) カナダのアルバータ州にあるカリガリ動物園で、職員が誤って作動させた油圧式のダイナミックによって、12歳のゴリラが命を落とす事故があった。

動物園の10日の発表によれば、亡くなったのはメスのニシローランドゴリラ「イヤリ」。職員がイヤリを単独で訓練するために、グループから引き離そうとして、誤って油圧式の装置を作動させてしまったとのことだ。死因は頭部の外傷だった.

関係した職員は直ちにこの職務から外れ、動物園内の別の部署に配置転換された。

動物園は職員研修や動物行動訓練などの再発防止策を講じると説明している。

カリガリ動物園で動物が事故死するのはこれが初めてではない。2016年には、育成員が育成舎の中で致死的な事故を引き起こした「無許可」のゾウによって、カバが死亡する事件が発生している。また、2013年には、アフリカのヒョウが急接近した観客に驚いて動物園の障害物を突破し、その結果、従業員が負傷したケースもあった。

動物園の動物愛護団体アニマル・ジャスティスは、「カリガリ動物園は、動物の死亡率が他の動物園に比べて高いようだ。イヤリの死を無駄にしないためにも、動物園の運営や習慣について、政府は第三者機関による調査を実施する必要がある」と指摘している。

これに加え、動物園の運営基準が強化され、特に動物の安全や健康に関わる事故が二度と再発しないように、政府による監査と指導が求められている。動物管理を徹底することで、動物たちが安心して過ごせる環境を提供することが急務だ。彼女たちのために何ができるのかを真剣に考えるべき時が来た。