スポーツ

ドジャースに大船渡出身のトレーナーが在籍 金野治郎さん「日本人3選手支えたい」

2025-03-18

著者:

【東京支社】米大リーグ、ドジャースには大船渡出身のトレーナーが在籍している。金野治郎さん(46)は山本由伸投手(26)の専属として昨年渡米し、チームのワールドシリーズ制覇に貢献した。今季は大船渡高の後輩、佼々木朗投手(23)が加入し、大谷翔平選手(30)と共に「日本人3選手がメジャーで活躍できるように支えたい」と意気込んでいる。

1月18日の開幕戦(東京ドーム)で先発予定の山本投手は17日に最終調整。金野さんが入念にマッサージを行い、山本投手が「身体が柔らかくて、気持ちよかった」と信頼を寄せる。

同市三陸町出身の金野さん。高校時代はサッカー部で、1年生の時に日本代表のユースチームでプレーした。金野さんは「山本投手は物腰が柔らかく、気配りができる」と話す。

昨年の開幕戦では金野さんが主に身体の管理を担当し、選手たちのコンディションを整えた。なお、最近のインタビューでは、「日本人選手がメジャーで圧倒的に活躍する時代が来ることを願っています。」とのコメントも寄せている。

さらに、金野さんはメジャーリーグにおける選手のサポートシステムの重要性についても言及しており、自身の経験を基にしたトレーニング方法を採用することで、選手がパフォーマンスを最大限に発揮できるよう助ける姿勢を強調。彼の目標は、日本の若手選手が海外での挑戦に積極的に向かえる環境を作ることだ。そのため、毎年日本でトレーニングキャンプを行い、地元の才能を育てる活動にも積極的に関与している。