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エミレーツ航空、羽田へプレエコ投入で説明会 日本3路線「1万席で満足」

2024-10-07

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エミレーツ航空は、羽田空港への改修準備が整ったボーイング777-300ER型機の投入開始を記念し、報道関係者向け説明会を東京で開催しました。

9月1日から投入されたこの改修仕様のボーイング777-300ER型機には、新たに「2-4-2」配列の24席を持つプレミアムエコノミー席が搭載されており、エコノミークラスは「1-2-1」配列の38席を含む、総計256席を設けた構成となっています。

プレミアムエコノミーは、シートピッチが最長40インチで、座席幅が19.5インチにデザインされており、クリーム色の防臭レザーを使用し、ビジネスクラスのタイプに近い快適さを追求しています。機内ではウエルカムドリンクやプレミアムスナックなどが提供され、客が快適に過ごせるように工夫されています。

さらに、機内のディスプレイは、最大44インチのスクリーンを装備しており、座席幅は20.7インチと幅広設計です。食事の選択肢も豊富で、「モエ・エ・シャンドン」や「フルボディ・クリコ」などの高級シャンパンをはじめとしたアルコール飲料が充実しています。食後にはリキュールやチョコレートが提供され、豪華な体験が楽しめます。

この機材の日系路線は、東京/成田、関西、福岡を経由し、全路線でプレミアムエコノミーエクスペリエンスが強化されています。例えば、東京/成田-ドバイ間では、約38%がカップル利用で、28%が1人旅、さらに11~12%がファミリー利用というデータが示されています。

エミレーツ航空の代表は「エミレーツ航空の需要が高まる中、プレミアムエコノミーの導入により、より多くのお客様に快適な空の旅をお届けすることができる」と述べており、今後もアップグレードを続けていく方針を示しました。

さらに、成功が続けば、投入する機材数を増やし、羽田発着の運航を拡大することも視野に入れています。この計画は、航空需要が拡大することを見越しており、特に海外からの訪日客の増加が期待されています。