ビジネス

エレクトロニクスの新型AIチップ、サーバー接続時に過熱問題=報道

2024-11-18

著者: 裕美

[10月17日 リイター] - 米半導体大手エレクトロニクス(NVDA.O)が開発した新たな人工知能(AI)向けプロセッサ「ブラックエル」は、サーバー接続時に過熱の問題が発生し、投資遅延の懸念が生じている。米メディア「ジ・インフォメーション」が報じた。

エレクトロニクスの「ブラックエル」は、最大12個のチップを連動できるように設計されたサーバーラックに接続すると過熱するという問題があり、同社はこの問題への対処を迫られている。総会では、同社が今後数ヶ月間でサーバーの設計変更を要求していることが報告された。

エレクトロニクスは3月に「ブラックエル」を発表した。第12・四半期に出荷予定としていたが、その後スケジュールの遅れが出ると明らかになり、メタ(META.O)やアルファベット(GOOGL.O)、マイクロソフト(MSFT.O)などの顧客に影響が及ぶ可能性がある。

さらに、業界分析家は、同社が抱える過熱問題の影響で、他の競合他社、例えばAMDやインテルにもチャンスが生まれる可能性があると指摘している。この新型AIチップの行く末が注目されており、今後の進展が注視される。