世界
EU報道官、ロシア派兵の北朝鮮に「独裁政権から逃れ、脱走の好機が開かれた」
2024-11-25
著者: 弘
欧州連合(EU)のスポークスマンは25日、リュブリャナで記者団に対し、ロシアに派遣された北朝鮮軍について「1万人の兵士が独裁政権から逃れ、ウクライナへ脱走する好機が突如開かれた」と語りました。ウクライナは安全な場所で医療や食事を提供するとして、脱走を呼びかけています。
スポークスマンは北朝鮮軍が「初めて文明化された地を踏んだ。皮肉だが、誘拐されるかもしれない」と指摘。北朝鮮の派兵がウクライナ情勢を「さらに不安定化させた」と非難し、近くロシアに対する15回目の制裁に踏み切る見通しを示しました。ウクライナとの関係が深い中で影響力の行使を求めた。
ウクライナ支援に消極的なトランプ政権が発足した後も、ウクライナへの支援を継続する方針を強調。今EUが1日に締結した「安全保障・防衛パートナーシップ」については「より効果的に協力する制度的枠組みが得られることを期待している」と述べました。
このような状況の中、北朝鮮の兵士たちがウクライナに逃げ出すことで、北朝鮮内部での動きや国際的な反応にも注目が集まります。特に、多くの北朝鮮人が脱北を試みる背景には、経済的な困窮や人権問題が根深く絡んでいるため、今後の国際社会の反応が重要なテーマとなるでしょう。