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「肺炎」は日本の死亡原因の第5位 「65歳以上の人は肺炎球菌ワクチンを受けて」発信する医師に聞いた | まいどなニュース

2024-10-09

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感染症専門医である「DR.L」(@infection_dr_L)さんが、注意喚起を目的とした「肺炎球菌ワクチン」の重要性を強調しています。

「65歳以上の人々には、肺炎球菌ワクチンの接種が強く推奨されています。肺炎球菌ワクチンは、特定の肺炎球菌に対して46%の効果があり、侵襲性肺炎球菌感染症については70%以上の効果が示されています。特に65歳以上の高齢者においては、入院を要する肺炎の発生率を顕著に減少させることが確認されています。」

厚生労働省の「肺炎球菌の感染症を予防できるワクチンがありまして」、肺炎は日本の死亡原因の第5位であり、成人の肺炎の約12〜13%は肺炎球菌によるものであるとの報告があります。さらに、「肺炎で亡くなる人(新型コロナが原因の死亡者は含まれません)は17.7%が65歳以上(2012年)」とされ、65歳以上の人にリスクが高いことがわかります。

そのため、65歳以上の高齢者(65歳の1年間)、66〜70歳の「心臓、腎臓、呼吸器の機能に自らの身体の日常生活活動が極度に制限される状態」がある方には、定期接種(町医師が実施する予防接種)を推奨されています。

定期接種は、「12歳以下の肺炎球菌ワクチン」が使用され、成人用肺炎球菌ワクチンは初めて接種される可能性もあるため、必要な場合はお住まいの地域の保健センターに確認してください。

**注意**:日本で使用されている主な肺炎球菌ワクチンには、「結合型肺炎球菌ワクチン(PCV)」と「不活化型肺炎球菌ワクチン(PPSV23)」があり、PCVは13種類、PCV15は15種類、PCV20は20種類の血清型を対象としています。

DR.Lさんの推薦によると、「肺炎球菌ワクチンを接種している場合、私の親族も助かったかもしれない」「これは定期的に流されてほしい情報…その年代になったら必ず接種しよう」といったコメントが寄せられています。

風邪と肺炎は異なります。風邪は主に上気道に影響を及ぼしますが、肺炎は、細菌やウイルスが肺に感染することで発生します。肺炎は、細胞やウイルスの病原体が肺に感染し、症状が発生する病気です。風邪は通常は対症療法で自然回復を待ちますが、肺炎の場合は抗生物質や入院治療が不可欠です。

ワクチン接種についてのQ&A

Q1: 肺炎球菌ワクチンを接種したことがあるが、再接種した方がいいのか?

A1: はい、再接種が推奨される場合があります。特に以下のポイントを考慮してください。

- 前回の接種から5年以上経過している場合、再接種が推奨されることがあります。

- 年齢や健康状態によっては、再接種の必要性が高まります。

Q2: 肺炎球菌ワクチンと他のワクチン(例:インフルエンザワクチン)を同時に接種できるか?

A2: はい、一般的には問題ありませんが、以下の点に注意が必要です。

接種部位について:同時接種の場合、異なる部位に接種することが理想です。