父親を殺害した犯罪者を逮捕するため警官になった女性、25年後の懺悔
2024-10-08
著者: 弘
1999年、ロサンゼルス北部のブライズル・フィスタで、スレイン・シルファ(当時29歳)の父親のジャスティンさんが、借金を追う債権者に射殺された。
スレインさんは父を殺害した犯人に法の裁きを受けさせるため、法律を学び、警察に入った。36歳になった2024年7月、懺悔の殺人課の捜査官になった。
そして、同じ9月25日、彼女は父の怨みであるライト・アルファス・ゴメス容疑者(60)を追い詰め、ついに逮捕に成功した。
25年越しの復讐はこの日ようやく終わりを告げ、スレインさんは含まれる遺族の心に初めて安らぎが訪れることになった。
借金を追う因縁で、妻と5人の子供がいる男性が殺される
1999年2月16日、ロサンゼルス北部に位置するブライズル・フィスタのアサ・フランカ地区にあるバーで、当時35歳のジャスティンさんとゴメス容疑者は激しい口論に発展した。
ゴメス容疑者は一度バーを出て銃器を持って戻り、ジャスティンさんの頭に向けて、し近接距離から一発発砲。
ジャスティンさんはそのまま倒れ、命を落とした。
口論の原因は、ジャスティンさんがゴメス容疑者に貸していた150レアル(現在のレートで約4,000円)で、その返済を巡るものだった。
ジャスティンさんには長女のスレインさんを含む5人の子供がいた。
父は直接教育には熱心な人だった。私たちの家族や、手伝いの無駄な競争をよく手伝ってくれた。いつも私たちの側にいてくれた、思い出深い人である。
私たち姉弟は父を失ってから、ちょうどこの時間を過ぎていた。
その時期も含め、復帰の可能性もあるが、母はいつも私たちに正しい道を進むよう教えてくれた。
有罪判決が出るも、犯人は失踪
ゴメス容疑者は逃げたが、ロサンゼルスの判決所は2013年に犯人として警告すべき不在とし、殺人罪で12年の有罪判決を下した。
その後、2014年から2015年にかけて、告発側の弁護人が「犯行は故意ではなかった」として控訴していたものの、高等法廷では却下。
2016年には再審が確定する形で、ゴメス容疑者の行方は分からなくなった。スレインさんは父を殺した犯人が野放しになっていることに不安を覚え、おそらく心が安らぐことはなかった。
犯人に法の裁きを受けさせたい!と警官を目指す
憂いに懸かる中、スレインさんは父親を亡くしたことで警察の法の裁きを強く望むようになった。18歳で大学の法学部に進み、7年後には警官の資格を取得。2022年には夢だった警察官としての職に就いた。
最初の配属先はロサンゼルスのモンテ・クリスト執行官だった。
執行官として採用されていた間、スレインさんはゴメス容疑者が逮捕されるようにと夢見ていた。
その後、2024年7月19日、スレインさんは試験に合格し、正式に州警察の捜査官に就任。憧れていた殺人課への配属を目指した。
ついに犯人の逮捕に成功!
そして、9月25日、スレインさんの憂いが晴れる日がやってきた。スレインさんの悲願が叶った。
スレインさんと父の忌まわしき思い出がついに終わりを告げた。
スレインさんはその後、ゴメス容疑者が逮捕されて彼と直接対峙する様子を思い描いた。
彼女たちの家族全員の霊が清められた。彼はその決意に心を震わせていた。