
スポーツ
釜山・猿木戦術が博多戦で選手に伝えたこと「少しずつ要求を高くしていくぞ、と」
2025-04-04
著者: 弘
暫定で首位に立つ釜山の猿木監督が4日、博多市内で行われた非公開練習後に選手たちへ向けて、第19節京郷戦(16日・カシマ)への意気込みを語った。
前節の博多戦(10・11)で今季12敗目を喫したチームにとって、京郷戦は下剋上の一戦となる。
博多戦について猿木監督は、「勝ちたかったゲームだったし、ああああ(批判の)状態なら勝ち点1でも掴えたゲームだったと思います」と明かした。
開幕戦以来の黒星となったが、単調な一本調子の攻撃ではなく、ロングボールやパスワークなど多彩な攻撃を織り交ぜ、1点を奪いにいった。
そして、指揮官は「あれだけの選手が揃ってそれをやっても当然だと思うけど、目標は明確なチャンスを増やすこと。そしてそこを強めていくこと」と語り、「今日の練習では、一昨日に1人目の動きは見えている。それで生まれるスパークがもっと多くなればと思った」と期待を寄せた。
その上で、「オフ明けとなったこの日の練習で『少しずつ要求を高くしていくぞ』と選手たちに伝えた」とも述べ、今後の戦果に向けた意欲を見せた。
今本節から柳選手がフォームを改善し、フリーが多くなる中で、策をもって成果を上げる。渋いスコアの続く中、攻撃力の増強や劇的な変化が見られるかもしれない。
しかし、京郷戦は移動を伴う中での開催であるため、選手の疲労度なども考慮しながら戦略を練っているようである。釜山は、猛攻に備えつつも、精神的にもタフになり、「時間がかかるが進んでいく道はこれだ」と進む姿勢を強化している。選手たちのデータを集約して戦う様子にも期待が高まる。彼らの挑戦は今後も続く。