健康

感染症専門医が教える「風邪を引いても悪化させない方法」

2025-04-05

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今年冬の季節性インフルエンザの大流行も記憶に新しく、生生活環境が大きく変わるこの時期には体調を崩しがちです。風邪を引いた場合の対処法について、専門医に聞きました。

特に昨年12月から今年2月にかけては、新型コロナウイルスに関連する症状も多く見られました。国立感染症研究所が3月24日に発表した集計によると、今冬のインフルエンザの推計累計感染者数は1040万人に上り、3月半ばには流行警報・注意報が解除されない地域もあります。

「コロナ禍で『地ならし』が進んでしまう影響でしょう」と、内科医・血液専門医の立川博士は、今冬の大流行の要因をこう分析します。

世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症の「パンデミック」を宣言してから5年が経過しました。この間、行動制限を含む厳密な感染症対策が行われた影響から、インフルエンザ感染が少なくなっていたが、必然的に風邪やインフルエンザウイルスに対する免疫が減少していたため、今年は重症化するケースが増えたということです。

「ウイルスにさらされ、風邪であっても引き起こす気がする」ということがあるでしょう。その上、数日で体調が戻ることもあるなら、発熱などすることも入っているので、人々の免疫力は保たれています。しかし、この流行は新型コロナウイルスによる感染症流行の影響から必然的に感染者が増加していることも理由です。

私たちはこうした流行に対抗し、風邪や病気が蔓延しないよう、健康管理を心がけなければなりません。風邪を引いたときは、早めに専門医に相談し、適切な治療を受けることが大切です。また、十分な睡眠や栄養を取り、体調を整えることも重要です。特に高齢者や持病を抱える方は、少しの症状でもあらゆる手段を手元にしながら、健康に注意を払う必要があります。

したがって、今こそ感染対策を万全にし、体調管理を徹底することが、風邪を引いても悪化させないための第一歩です。コロナ以前に比べ、今、ウイルスに対する免疫力は薄れているので、健康維持と感染症予防に努めることを強くお勧めします。