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高島屋株の大幅反落 インバウンド需要減衰に懸念 - 日本経済新聞

2024-10-16

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高島屋が大幅に株価を下落させている。前日の終値は456円50銭(4.48%)安の1203円を付けた。15日、2025年2月期(今期)の連結売上高が前期比46%増の4950億円になるとの見通しを発表した。

しかし、成長が期待されていた外国人向けの販売減速が下方修正の要因となっており、失望売りが優勢となっている。特に、新型コロナウイルスからの回復が遅れている中、外国人観光客の減少が顕著になってきていることが影響している。

高島屋のインバウンド需要は、観光客数の減少が影響し、今後の業績に対する懸念が高まっている。すでに、消費者の購買意欲も影響を受けているとの報告があり、高級ブランド品が売れにくくなっている様子が伺える。特に、風景や文化を求める観光のトレンドが進化する中、単に商品を提供するだけではなく、体験型のサービスが求められる時代に突入していると言える。

今後の経済状況がどうなるか、多くの投資家や業界関係者が注目している。高島屋がどのようにこの逆風を乗り越えるのか、今後の戦略に期待がかかっている.