高校生の子宮頸がん予防啓発イベント「高校生アイデアフェス」が開催
2024-11-25
著者: 裕美
高校生のための社会活動団体「LAVENDER RING」と港区の共催による「高校生アイデアフェス」が、11月9日(金)にみなと保健所で行われた。同プロジェクトは、子宮頸がんの予防に焦点を当て、高校生たちが子宮頸がんについて学び、一緒に考えることを目的としている。
このイベントには、30人以上の高校生が参加し、専門家が「高校生の間で、子宮頸がんがワクチンや検診で予防できることを伝えるスタッフを作る」というテーマで発表を行った。
LAVENDER RINGのホームページやSNSを通じて、港区から集まった参加者に対し、10月27日(土)にはオンラインセミナーが行われた。このセミナーでは、子宮頸がんに関する基礎知識として、HPV感染のリスクやワクチンの重要性が取り上げられ、若者の間での健康教育の必要性が強調された。
イベントの冒頭では、医学に基づく知識を提供する「HPVに関する知識を広める団体」が紹介され、産婦人科医が子宮頸がん予防の重要性を訴えた。特に、女子高生を対象にした積極的なワクチン接種を促すことが響いた。
また、後半では、高校生たちが自ら調査した結果を元に、どういった形で友人に向けた啓発を行うかについて話し合いが行われた。ハンズオンの形式で、参加者同士が交流しながら、今後の活動について意見を交換する時間も設けられた。
最後に、次回のイベントとして「Hellosmile in Sanrio Puroland 2024」に参加予定の高校生たちが紹介され、もっと多くの若者が子宮頸がん予防について関心を持つよう、様々な施策を講じていく予定であることが発表された。このイベントは、いわゆる「性教育」の一環として重要な役割を果たすもので、今後の社会にとっても必要不可欠なものである。高校生たちのこの勇気ある取り組みが、多くの人に影響を与えることを期待している。