共産党・小池晃氏「オール沖縄の団結を破壊する行為」 れいわ沖縄1区に衝撃反発

2024-10-09

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共産党の小池晃書記局長は8日、X(旧ツイッター)で、衆院選(15日告示、27日投開票)を控え、れいわ新選組が沖縄1区に新人を擁立する方針を決めたことについて、「オール沖縄の団結を破壊する行為」と非難した。

同区では、共産党の赤嶺政賢議員が共産や立憲民主党、社民党などが支持する「オール沖縄」の統一候補として当選を目指している。

れいわ新選組は、壊滅的な状況にある地方政治を立て直すため、沖縄での活動を強化していくと表明している。小池氏はこれに対し、「れいわ新選組の新人が赤嶺氏に対抗するのなら、「沖縄を代表する政治家」としての意義が薄れる」と強い調子で語った。

小池氏はまた、沖縄の自治権を尊重しつつ、全国に拡がる共産党の支持基盤を背景に、沖縄でも候補を擁立する意義があるとはっきりと示した。

このような状況の中で、小池氏は、「むしろ信任を受けている赤嶺氏に対抗する動きは、党内にも不安を与えかねない」として、連携を求める声が高まる一方で、競争が生じる懸念も示した。

また、先日、沖縄1区での選挙活動が活発化する中、赤嶺氏は「地域の声をしっかりと聞く政治を貫く」と力強く訴え、選挙戦の熱気がさらに高まっていることを強調した。

これに対して、共産党とれいわ新選組の対立が激化する中、沖縄を巡る政治動向には注目が集まっている。沖縄の未来を左右する重要な選挙戦であることから、各候補者の主張や活動が今後の行方を大きく左右することになるだろう。