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工場進出、埼玉県・熊本県など16道県で増加! 半導体・国内回帰生かす!データで読み解く地域再生 - 日本経済新聞

2024-10-11

著者: 芽依

国内での工場新設が低迷する中、16道県が新規進出を増やしている。埼玉県は充実した高速道路網と積極的な用地開発をテコに、2023年の進出数が10年前の2倍に跳ね上がった。生産の国内回帰などで企業の投資意欲は高まり、自治体によるインフラ開発や誘致活動が一段と活発になっている。

日本立地センター(東京・中部)によると、23年度時点で製造業の23%が国内に新規事業所の立地計画を持っており、1990年代以降のトレンドに変化が見られる。特に半導体や電気自動車など未来の産業を見据えた進出が目立っており、地方経済の再生が期待される。

さらに、地域ごとに異なる政策を展開し、企業の誘致に力を入れる姿勢が見受けられる。埼玉県や熊本県は新たな雇用を生み出すため、関連する教育機関とも連携して人材育成を進めており、地域経済の活性化に寄与することが期待されている。このような背景から、今後も各地域での新たな工場進出は続く見込みだ.