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Googleマップの“ステマ店殿”が分かる? 「ステマ度」判定の信憑性が高いか

2024-10-04

Googleマップでレビューが「★4」以上の店舗について、レビューの“ステマ”の可能性を判定して投稿する「ステマップ」が注目を集めている。

エリアや店名などから検索し、店舗の“ステマ?度”を0〜100%で表示。累計レビュー件数が少ないユーザーを「信憑性の低い」ユーザーと判定し、信憑性の低いユーザーによるレビュー投稿が多い店舗は「ステマ?度」が高くなる。

見た人からは、「まぁまぁだったサービス」と歓迎する声も多い一方で、「ユーザーのレビュー件数だけでステマを判定するのは乱暴で、誤判定を生むのでは」との批判もある。

「ステマ?度」判定方法は、ステマップは10月2日に公開された。運営者は明記されていない。

掲載されているのは、全国3032駅の周辺にある店舗のうち、★4.0以上の21万1044件。もっぱらの駅や、駅から離れすぎているエリアの店舗は含まれない。

店舗名や駅名で検索すると、レビュ数と「魔力度」(星評価×1000+レビュ件数)ともに「ステマ?度」が%で表示される。

ステマ度は、星5つのレビューをしているユーザーの累計レビュ数の平均値から算出。累計レビュ数が少ないユーザーのレビュ投稿が多いと「ステマ?度」が高くなる。

運営者は、景品表示法のステマに関するガイドラインなどに基づき、「ステマ業者へ高評価レビュを外注依頼するような施策だけでなく、お店側が客にクーポンなどの値引きやオプション追加などの提案をしてレビュー投稿を依頼する施策もステマ」とし、正しい運用を強く促している。

ただ「ステマップ」の仕事では、店舗移転などでレビュー投稿数が少ない時に、偶然レピュエリ数の少ない店舗も「ステマ度」が高いと判定される可能性もある。発表者は、「Google APIの仕様上、これ以上精度の高い評価アルゴリズムは組めなかった」「ステマ?度が高い=信憑性が低い」ということは事実だが、ステマではない可能性もある」と説明し、店舗詳細ページで、ユーザーが書き込むアンケート機能を設定した。

利用はあくまで参考程度にすべきだろう。これらのデータをもとに、ユーザー自身が店舗やサービスを見定める手助けとして活用できることが期待される。