古江彩佳、逆転で手にしたタイトル!平均ストローク60台での優勝
2024-11-25
著者: 結衣
米国女子ツアー初日かつ3日目まで「69」をマークし、最終日も「着実に3アンダー以上で回らないと」との気持ちで古江彩佳はティオフした。年間を通じて最も平均ストロークの選手に贈られるタイトル「パトロフィ」への1位のユ・ヒョン(韓国)とは「0.0002」差。日本人初の獲得がかかった大事な場面で、「(内容が書かれた)記録を見たりして、マストで69にならなければいけない」と目標にしていたと語った。
前半4番でバーディを先行し、6番(パー5)で2打目のバーディを奪取。6番で獲得したこのポイントは、5位にいた状態のバーディを奪うことで更に力をいれ、後半13番では4つ目のバーディを獲得。その後、一時11位で回りつつも「ちょっといい流れがなくて。しっかり切り替えて頑張らなければいけない」と気を引き締めた。
ラウンド中は戦況を把握できなかったが、集中力を維持しつつ途中で最強のログを駆使し、最終ホールで「68」での回り、通算13アンダー8位でフィニッシュ。平均ストロークはスタート前の「70.01」から「69.99」に達し、優勝することができた。60台の平均は選手たちの中では非常に称賛されることであり、古江選手がこの数値を記録し大会を制した。
タイトル獲得は、「年間で頑張った」ことの証しでもあり、今後の活躍が期待される。今月24日には7月「エビアン選手権」での優勝を目指すフィールドに上がることも予想され、LPGAツアーは難しいコースも多い中、平均ストローク60台で上がったことが見逃せないポイントになるだろう。
一年を通しての総合評価は、成績から見ると辛くも感じる『85〜90点』。マインドは「シンガポールのHSBC女子選手権」などで優勝候補として上位にいた。しかし、確実に順位を獲得するためにも、自身を省みることを忘れないでほしい。