広島市西区福島町で市道が陥没した事態が発生し、周辺の市営住宅や一般家庭など少なくとも11棟で傾きやひび割れが確認された。この事態は、市の調査によって判明した。

市は18日までに東西約30メートル、南北約40メートルの一帯で陥没が起こった部分に関して、調査を進めており、破損した水道管などの修復作業を急いでいる。危険度が判定された住宅については、住民の協議のもとに引っ越し支援を検討している。

市はまた、19日も条件区域内に食料品を取りに来る住民に対して、職員が誘導するなどして支援を行っている。このように、住民の安全を第一に考え、迅速な対策を講じる姿勢を示している。

陥没原因としては、土砂の流出や老朽化したインフラの影響が指摘されており、今後も市としては新たな調査や対策を進める方針だ。市民からは「これ以上の被害が出ないことを願っている」との声も上がっている。

広島市は、災害時の住民への配慮として、医療や行政サービスの充実を図る意向を示しており、地域の復旧に向けた取り組みを進めている。