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【広島】引退の野村謙二郎が最後の21球「感謝」広島一筋13年、デビューから211試合連続先発登板

2024-10-05

広島東洋カープの野村謙二郎選手(35)が、ついに引退試合を迎えた。彼は最後のマウンドで21球を投げ、「感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。試合は今年の12月4日に行われ、211試合連続先発登板の記録を持ちながらの惜しまれる退場となった。

試合では、先頭打者の福留がフルカウントから内野安打を放ったり、続く選手たちもヒットを打ち、野村選手は中盤までの激しい打撃戦を繰り広げた。特に注目だったのは、彼が球数を多く投げたにもかかわらず、最後まで集中力を保ち続けた点であった。

「悔いはない。広島での13年間、そして多くのファンに支えられたことが本当に嬉しい」と涙ながらに語り、ファンを魅了した。試合後には、彼の功績を称えるセレモニーが行われ、広島の街を代表する選手としての地位を確立した彼に、多くの人々が感謝の声を送った。

野村選手は1989年にプロ入りし、数々の成功を収めた。初年度には防御率1点台を記録し、さらに11年連続でのゴールデングラブ賞を獲得している。特にこの13年間、彼は広島の投手陣を数多くの勝利に導き、ファンからの絶大な支持を得ていた。

今後の成長を見込まれていた若手投手たちに、彼は「これからも夢を追い続けてほしい」とエールを送り、最後の試合を締めくくった。引退後は指導者としての道を歩む意思を明かしており、広島カープの未来を担う選手たちに経験を伝えていく考えだ。

大きな夢を追い続けた選手の最後の姿が、ファンの記憶に刻まれることは間違いない。広島を愛し、広島に愛された男、野村謙二郎の伝説は新たな章を迎えた。