福岡県警は20日、同県太宰府市の山中にある私有地を無断で造成し、キャンプ場を設営したとして、中国人の夫妻、漢永楽容疑者（41）と夫の李勇容疑者（42）を不動産採掘の疑いで逮捕した。確認を明らかにしていない。

県警によると、土地は国の特別史跡「太宰府跡」の一部で、無許可で造成された土地には約2300平米のキャンプ場が設けられていた。このキャンプ場は「天満宮キャンプ場」として営業していた。

婚姻届は不明であるが、この夫妻は無断で土地を採掘した疑いが持たれている。警察は、周囲の土地利用の状況なども調査を進める方針で、必要に応じて他の関係者にも聴取を行う予定だ。

同様の事件は過去にも報告されており、地域住民の間でも不安の声が高まっている。県警が警戒を強めるとともに、地域の安全確保に向けた対策に力を入れている。

最近、日本国内で外国人による不法な土地利用行為が問題視されており、特に許可を受けずにキャンプ場を設営するケースが増えている。特に観光地や自然景観が美しい地域での問題が浮上しており、地元自治体や警察が連携して監視を強化する必要があると指摘されている。この問題は、外国人経営者による観光業の促進と地域社会との対立を引き起こす一因ともなっている。