エンターテインメント

「グラディエーター2」出演のデンゼル・ワシントン「どうやって世の中に恩返しするか意識」: 読売新聞

2024-11-23

著者: 蒼太

今年で70歳を迎える米国の名優デンゼル・ワシントンが、公開中の「グラディエーター2」に出演している。彼は、この作品で物語の鍵を握る役を演じており、今後の人生設計についても明らかにしている。ワシントンは、国際映画祭での初舞台に合わせて来日し、自身の役柄や人生に対するビジョンを語った。

彼は前作「グラディエーター」(2000年)以来、20年ぶりに同シリーズに復帰し、また大きな役割を果たすことになった。ワシントンのマクリニス(ワシントンの役名)は、ローマ帝国軍のアフリカ出身の戦士として描かれ、のちに労働者としての立場に立つ。

「マクリニスの骨子は全て脚本にある。自分なりの解釈で彼が歩んできた歴史、なぜそういう人になったのかを考え、準備をした」と彼は語る。この作品では、主にモロッコや古代ローマを舞台に壮大な戦闘シーンが展開される。また、CG技術の進化により、リアルな戦場が描かれている。

映画は主人公モエビアスとマクリニスとの運命が交錯する中で、友情と裏切りの物語が進行していく。「壮大な都市を全て自分のものにしたい。俺の魔物を操る者をどう利用するか」と考えを巡らせている。

公開予定の作品で、ワシントンは「ポール・マスカル」や「フレッド・ヘンショー」と共演しており、若手俳優たちとの共演も含め魅力的な作品となっている。彼は「自分の子どもたちが成長していく中で、何を教えられるかを常に考えている。70歳まで生きられることを夢見て、出会う人々に影響を与えたい」と意気込みを語った。今後の展開に、期待が高まる。