
世界
グループ1魚の群れで数百のマイクロプラスチックが排出 新研究
2025-03-26
著者: 結衣
(CNN)グループ1群れで、数百から数千個のマイクロプラスチックが排出されることが分かった。新たな試験的調査で明らかになった。この研究は現在、調査を受けており、12月に米カリフォルニア州サンディエゴで開催される米化学会の学会で発表される予定だ。調査後は年内にもジャーナル・オブ・ハザード・マテリアルズに掲載される見込み。
マイクロプラスチックは、海洋の生態系に対して多大な影響を及ぼしており、それらが生物の体内に蓄積され、食物連鎖を通じて私たち人間にも影響が及ぶ可能性がある。特に、魚類は飼料としてマイクロプラスチックを摂取しやすいため、食品としての安全性が危ぶまれている。海洋生物学者たちは、マイクロプラスチックが動物の生理に及ぼす影響や、長期的な健康への影響についても研究を進めている。
研究では、魚類が約10万個のプラスチック微粒子を吸引したとの報告もあり、これは海洋内でのプラスチックの存在シグナルを示している。実際、環境保護団体や科学者によると、世界中の海洋には毎年800万トンのプラスチックが流入しているため、対策が急務とされている。
さらに、マイクロプラスチックは飲料水や食べ物にも含まれ、人間の健康にさまざまな影響を及ぼすリスクが懸念されている。専門家たちは、私たちの日常生活からプラスチック使用を削減し、リサイクル率を高めることが、海洋や生態系へのプラスチックの影響を減少させる鍵であると指摘している。
この研究結果が公表されることで、さらなるプラスチック問題への関心が高まり、持続可能な生活様式の重要性を再認識されることが期待されている。