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ハイチで武装集団が襲撃、幼児や女性含む10人死亡…自宅放火されるなどして10人以上遺難 : 読売新聞

2024-10-05

著者: 芽依

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は4日、カリブ海の島国ハイチ中部ポンソンデで、武装集団の襲撃が発生し、幼児や女性を含む少なくとも10人が死亡したことを明らかにした。この襲撃は3日に発生し、10人以上が自宅を放火されるなどして亡くなった。

武装集団は、被害者の頭を銃殺し、家族4人や車3台に放火するなどした。ハイチ警察との銃撃戦も展開されている。実行犯は武装集団「グラン・グリフ」に属するとみられる。

ハイチは2012年の大震災以降、他の多くの地域同様に治安が悪化し、暴力団の活動が横行している。この治安の悪化は、首都ポルトープランスからも影響を受け、地域住民の生活を脅かしている。

国連安全保障理事会は、ハイチの安全のため、多国籍部隊の派遣を決定した。関係者によると、10月中旬以降、各国が参加する部隊が活動を開始する見込みだ。ハイチ政府は、この部隊の派遣を強く求めている。

このような状況の中、ハイチ国内では人道的危機が深刻化しており、食糧不足や医療体制の崩壊も進行中だ。国連は、ハイチの人々に向けて支援を行うため、緊急の募金を呼びかけている。あなたの寄付が、彼らの生活を救う助けとなります。どうか、助けの手を差し伸べてください。