世界

ハマスがイスラエルにロケット弾を発射、ネタニヤフ首相「強力な対策」指示

2025-04-06

著者: 健二

[エルサレム/カイロ 6日 リター] - イスラエル組織ハマスは6日、パレスチナ自治区ガザにおける市民の「受殺」に対抗するため、イスラエル南部に向けてロケット弾を発射したと発表した。

イスラエル軍によると、約10発の弾薬が発射され、大半は迎撃に成功した。イスラエルのテレビ局チャンネル12は南部の都市アシュケロンにロケット弾が着弾したと伝えた。

同国の救急隊が投稿した動画には、車の窓ガラスが割れ、道路にがれきが散乱している様子が映っている。チャンネル12はアシュケロンの病院関係者の話として、少なくとも12人が軽傷で治療を受けたと伝えた。

一方、ガザの保健当局は、イスラエル軍の攻撃によってガザ全域で6人が死亡したと発表した。

ハマスのロケット弾発射後、イスラエル軍はガザ中部での攻撃を行い、空爆によって少なくとも39人が死亡したと報告している。

トランプ米大統領との会談のためワシントンに向かっているネタニヤフ首相は、カッツ国防相からロケット攻撃に関する報告を受け、「強力な」対策を指示したと語った。アメリカの情報機関は、いまだハマスの動きが警戒されており、両者の緊張が続いている。

この衝突をきっかけに、国際社会からの支持が増加しており、特にカッツ国防相はロケット攻撃に関する報告を受け、ハマスに対する軍の圧力を強化する考えを示している。専門家は、今後の行動が中東地域の安全保障に大きく影響すると警告している。緊張の高まりに対し、各国からの外交的対応が求められている。