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韓国の山火事が蔓延、死者30人 当局は原因を突き止めた疑いで男性を逮捕
2025-03-31
著者: 花
約1時間前
韓国・南東部で21日に発生した山火事に関して、当局は30日、主要な火災が完全に鎮火したと発表した。死者は30人に上り、逮捕された男性(56)が火災を引き起こした疑いで取り調べを受けている。
火災では、歴史的な寺院や住居、工場など約4000件の建物が焼失した。韓国森林庁によると、消失した物件の数は主都ソウルの面積の約8割に相当する。
亡くなった方の大半は60代から70代だった。
逮捕された男性の名前は明かされていないが、彼は慶尚北道義城のある一族の墓のそばで焚き火を行っていたとされている。
男性は身元を特定されていない。現場の捜査が終わり次第、事件の詳細が報告される見通しだ。男性は容疑を否認しているとのこと。
捜査当局は、容疑者の親族からも話を聴いたとされる。彼は、父親が墓に埋められた木の枝を焚き火で燃やし、その火が火災を引き起こしたと話したとされる。
山火事について、当局は重なって起きた小規模な火災が再燃していると説明している。
警察、消防当局、森林管理当局による捜査が近く実施される予定。
韓国政府(ハン・ドクス)大統領は、火災で避難した人々に政府として経済支援を提供することを表明している。
今回は大規模な山火事が数々発生したことから、韓国の若者を中心に国民の安全意識が高まりつつある。今後、火災対策に対する需要が高まることが予想されている。